M1の平山です。 2024年5月10日(金)に、今年度初めてのトピック学習会を開催しました。今回は、教教わくわく倶楽部との共催で、「教育トピック学習会オープン」を企画しました(https://www.kyo2.hiroshima-u.ac.jp/post/トピック学習会オープン開催報告)。
そのため、当日は、教育行財政学研究室以外の教教の学部生や院生、先生方にも参加していただき、「教育環境と遺伝」について議論しました。 優生学や行動遺伝学などの他領域、兄弟(教育環境は大きく異なることがないが差異が見られる)、学力の規定要因(遺伝が50%、教育環境が30%は何をもってそうなっているのか)など、広く議論がされました。そして、現代社会における能力をどのように評価していくのか、教育学の議論も踏まえながら、会が進行しました。そのなかで、動機づけがどのようにされていくのか、能力は結果としてでしか捉えることができないなど、遺伝的な要因も部分的に認められるなかで教育がどこまでできるかについて議論が進みました。一方で、例えばこのトピック学習会のように、成果的な部分とは異なるところで、余白のような学びがされることの重要性も指摘されました。その意味で、非常に難しい問題ではありますが、とても興味深い議論となりした。次回のトピック学習会も楽しみにしております!(文責:M1平山)
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