2023年5月12日(金)に、今年度初めてのトピック学習会を開催しました。今回は、M1の松原より、「ヒップホップカルチャーを通してみる、さまざまな家庭環境」と題してトピックを提供させていただきました。当日は、ヒップホップのオーディション番組を視聴し、あるラッパーの生い立ちについて参加者間で理解を深めた後、そのラッパーの楽曲を聴くところからはじまりました。
その後は、中国やタイのヒップホップカルチャーはどうなのか、カルチャーの大衆化、子どもたちの居場所の重要性(ヒップホップが好きな友達同士(クルー内)のつながりや、所属する学校で唯一やりとりができる先生の存在)、彼らにとっての表現方法としてヒップホップが非常に大きなものなのだろうということ、ヒップホップと地域性など非常に広く議論がなされました。
そして、地域間格差が確かに固定化しつつあるということ、われわれはその固定化を良しとしてよいのかという点まで議論が及びました。先輩の言葉をお借りすれば、議論において「教育と関係のないようにみえることが教育につながっていく過程」が今回の学習会で垣間見えた気がします。その意味でもとても興味深い議論でした。次回のトピック学習会も楽しみにしております!
(文責:M1松原)
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