2022年12月6日(火)、今年度第5回目となるトピック学習会を開催しました。今回はゲストスピーカーとして、広島県立大柿高校(江田島市)地理歴史・公民科の山科敦志先生(広島大学教育学部教育学系コース平成27年度入学)をお招きしました。山科先生からは「中山間地域だからできること・できないこと」と題したご講演をとおして、トピック提供をしていただきました。
他の研究室からの参加者もありました!
全体としては、初任校での様々な経験や同僚教員との出会い、学び合いをとおして、自己の教育観の変容・形成がなされていったことがよく分かりました。とくに、県立高校とその所在する市とが行政区分を超えて連携を試行していることは、私自身にとって興味深い事実でした(山科先生も市との連携に奔走されたとのこと)。
一つの学級で一人の生徒と向き合う「微視的」な視点はもちろん、行政機関やマスメディアを巻き込んだ教育実践、これをとおした地域の活性化までを見据えるようになった(←「巨視的」)と、勤務校における自身のご経験を振り返っていただきました。
山科先生(中央)
オープンセッションにおいては、多職種連携(チーム学校)や地域学校協働、遠隔授業など、本研究室の学生・院生がそれぞれ取り組む研究課題に関連した質問があがりました。
研究室の学生・院生が、若手教員の初期キャリアにおける試行錯誤を追体験したかのような素晴らしい時間でした。お忙しいなか貴重なトピック提供をしていただいた山科先生に感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました!
【山科先生からのご感想】
「この度は、教職経験を言語化し、発表する貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。拙い発表だったと思いますが、真剣に聞いてくださったり、それぞれの研究の視点から質問をいただいたりと、私自身とても有意義な時間でした。育てていただいた教教(=広島大学教育学部第5類教育学系コース)に少しでも還元できたとすれば幸いです。」(括弧内執筆者)
(文責:D2橋本拓夢)
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